娘の色覚異常
前回に引き続き色覚異常が判明した娘についてです。
ある日スクールカウンセラーに相談したいと突然に言われました・・・。
何かと思ったら
小学校の校庭にある遊具の棒を上っていくもの(はん登棒)を男の子から一緒に登ろうと言われ登ったそうです。
赤色の所まで登ろうと言われ娘は登ったそうですが赤でなくて黄色(赤色の手前)の所までだったようで、その男の子から「色が分からないなんておかしいのー」
と言われたことがショックだったそうです。
そのはん登棒の赤色は分かりにくかったのだと思いますが、色覚異常をしらない人間にとって小学生で赤色が分からないという事はやっぱり理解できないだろうなとも思います。
娘は学校の勉強はわりと出来る方でそんな子なので特に”たかだか赤色が色の識別が分からない”という事がショックで悔しくてたまらないのだと思います。
その事実も起きた日には教えてくれなかったので母親にも言いにくかったのかなと思うとこちらも可哀想で嫌になります。
親として何か出来ることがあればやってあげたい!手術でもして治るものなら治してあげたい!と願いもしますし、頑張ってもどうにもならない。ただ自分だけ受け入れる、何と言われても耐えるしかないという事実に
娘にもなんと言ってあげていいのか・・・。こどもはどうしたらいいのかを教えてもらいたいのだろうなと思うとやるせないです。
私も本などを読んでみて娘に分かるように病気?の概要は教えました。治らないこと。生まれつきの遺伝でそうなること。
病気や異常ではなくて「そう見える」遺伝子であること。
けっしてひどいレベルの色覚異常でなくて軽いのではないかと私は思っているという事。
でもこれから色々なトラブルを受け入れなくてはならない、ただその事実に静かに向き合わなくてはいけない娘を思うと何とかならないだろうかとこちらも苦しくなります。
娘とはよく話しました。担任の先生も娘の話をよく聞いてくれました。担任の先生が相談にのったからカウンセラーには相談しなくていいのでは?と言われたらしくて、その相談日は他の習い事もある日なので(;^ω^)私も「担任の先生も相談しなくていいって言ってるし習い事もあるし相談をしなくてもいいのでは?」と言ってみたり。
話し合いと言えどこちらも色覚異常が治らないからどうしようもないし!助けてあげられないし!悲しいし!娘の将来を思ったら不安だし!でどうしたらいいの?!とイライラしてきて若干パニックになったのです。(私がパニックになっても更に娘が可哀想なのですが)
そんな母を尻目に娘は吹っ切れたようにご機嫌になっていました(;^ω^)
色々な人が話を聞いてくれて本気で考えてくれて本気で心配してくれて・・・という事でやっと安心をするようです・・・。
聞くこと共感すること、大人として少しでも収益になる事をアドバイスすること、子供だけの力で難しい事は担任の先生などに相談したり・・・。自分の出来ることでサポートするしかないのでしょうね。
色覚異常について詳しい方がいらっしゃったら色々と教えていただきたいと思います。
それ以降は余り色覚異常の事は言わなくて毎日楽しそうになってきましたが、親としては色々と悩みます。
ただ今は娘の毎日が楽しそうになってくれたことが何よりも嬉しく、それだけで幸せです。